凍瘡(しもやけ)
凍瘡ってどんな病気?🤔
冬の寒い時期に、足先や指先、耳などにかゆみや痛みを伴う赤みが出てくる疾患です。子供に多い病気ですが、成人でもみられ男性より女性の方が多いといわれています。暖めると良くなりますが、急に暖めるとかえって症状がひどくなることが多いそうです。
しもやけの原因は?
しもやけは、寒冷刺激が繰り返され、血液の循環が悪くなることが原因です。
私たちの体には、寒い環境にいるときは末梢(手足など体の先端)の血管を収縮させ、体温を保持する仕組みがあり、逆に暖かい環境下では、末梢の血管を拡張させて、熱を逃がして体温が上がりすぎるのを防ぐ仕組みがあります。
この「寒さ」と「暖かさ」の刺激を繰り返し受けることで、末梢の血管の収縮・拡張が何度も起こり、血液が正常に流れなくなり、手足の指先などの皮膚に炎症が引き起こされ、しもやけを発症。
しもやけが、初冬や初春に多いのはこのためです。一日をとおして気温がずっと低い冬の真っただ中よりも、冬のはじめや春先など、寒暖差の激しい季節に起こりやすく、特に気温が4~5℃で、日中の気温差が10℃以上になる時期にみられます。
しもやけの主な症状は?
しもやけは、繰り返し寒冷刺激をうけた部位が赤色~赤紫色になって腫れます。かゆみや痛み(じんじんする痛み)を伴い、温まると症状が強くなることも。
👇治りかけのしもやけです😅むず痒いです💦
凍瘡:足趾の先端が赤く腫脹し痛み・痒みがある。第4足趾は紫色になっている。
しもやけの治し方は?
しもやけは寒冷刺激によって起こるため、何よりもまずそれを避けることが大切です。温かくして、冷やさないことが肝心。外出するときには手袋や厚手の靴下、耳当てなどを着用し、冷たい風に当たらないように気をつけましょう。😆
ご自宅でもできるケアとして、入浴中に手や足をマッサージして血流をよくするのも効果的です。しもやけは一度できても、通常であれば、1~3週間で症状は治まり、暖かい季節になると自然によくなることがほとんどです。😊
ただし、症状が重い場合はまさきクリニックを受診してください。🙇♀️
補足・・普段から頭頂〜足先までご自分の身体を観察していきましょう。🧘♀️